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ITILによる継続的なITサービスの運用と改善とは

 ITILを理解するために、ITサービスマネジメントを知るとろこから始めましょう。ITサービスを安定に提供するとともに、継続的な改善を実施できるような管理の仕組みを提供することを意味します。これを踏まえてITILを見ていくと、ITサービスマネジメントを実施していく上で、成功事例(ベストプラクティス)を体系化しているものを指します。ITILは、Information Technology Infrastructure Librualyの頭文字をとって略した表記となっています。いわゆるITサービスマネジメントの参考例もしくは教科書的な存在となります。イギリスで策定し、体系的なガイドラインとして書籍化したものが期限となっています。継続的な運用と改善の流れは、戦略、設計、サービスの移行の一連の段階を経て実施されます。

 ITILファンデーション資格は、4つのレベルに分かれており、それぞれファンデーション(Foundation)、インターメディエイト(Intermediate)、エキスパート(Expert)、マスター(Master)と呼ばれています。それぞれ、初級、中級、上級、最上位のレベルに該当します。さらにバージョンがあり、2017年現在でv3となっています。試験概要は、60分間に4択問題・40問に回答する必要があります。基礎的な知識が問われますので、しっかりと学習している人は、それほど難しくないと言われています。65%以上の正答率が合格の目安となっており、受験者の合格率は70~80%以上と言われています。資格取得によって関連知識の概念や用語を理解している者とみなされ、他のエンジニアからも専門用語などで会話できるようになります。

 バージョン3(V3)になって、どこが変わってのか見ていきましょう。従来のバージョンの欠点や誤解を解消し、最新のITの技術やサービスを取り込んで策定されています。従来は7冊を知るべき内容として定めていたものを、V3より5冊にまとめあげています。具体的には、サービス戦略を中心に据えて、サービス設計、サービス移行、サービス運用、継続的なサービス改善の5つとなっています。V2ではサービスサポートとサービスデリバリとして定義されていた部分は、新たな項目が新たに追加され、細かく項目に分けられています。資格試験対策において、新しいバージョンにて出題されていますので注意。過去問を中心にして、基礎的な概念が理解できているかをチェックするように心がけると良いでしょう。V3によって変更、追加された領域は総ざらいしておく必要があります。

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